無垢フローリング施工方法例と費用 (参考)  ’01 12月27日現在の途中報告 見学出来ます。

和室をフローリングに改装します。 お年寄りの住まいの為、布団の上げ下ろしを無くすこと。 敷居やドア靴ずりなどの段差を無くすことを目的に、思い切って和室2部屋とそれに続くダイニングキッチンをすべてフローリングに改装します。 建具(ドア・ふすま)の改装は費用がかかるため、今回は洋風に張り替えるなどに留めます。 ダイニングキッチンは、40年使用のため、新しく購入します。 (選考の結果、使い勝手と品質の高さから、クリナップ社製品としました)

使用材: FT-154 自然塗装チークフローリング 合計坪数12坪

12月6日着工 

畳を取り除き、根太を施工。 フロア厚み15mmを考慮し根太のサイズ(高さ)を決める。 畳厚が2寸(60mm)ですので、フロア厚15mmを引き、45mm角の根太を使用した。 写真の施工では根太の上にベニアの捨て張りはせず、直接根太にフロアを留める施工ですが、それでも構いません。 元からある下地板の根太間隔が45cm(1尺5寸)ですので、フロア根太も同間隔にしていますが、30−45cmをお勧めします。

下地が平らでない為、隙間にパッキン(板)を入れ、高さを調整する。 この時の根太上部が仕上がり水平の決め手になるため慎重に高さを決める。 根太の上から、下の根太にかかるまで、タップネジで留める(30cm間隔)。 根太がしっかり固定されないと、後日床鳴りの原因になるので、しっかり止める事  ここまでで2日かかりました。 (2人工)
写真の場合、部屋の巾が両端で約2cm異なった為(台形)、最初の一枚で巾を調整した。 これで2枚目以降が正確に張ることが出来る。 一枚目はサネで押さえられない為、接着剤と隠し釘で固定する。 ここまでの作業に手間がかかりますが、以後の仕上がりに影響しますので、精度の高い作業が要求されます。 下地(根太)が決まれば、あとの貼り付け作業は比較的簡単に進みます。
2枚目以降は仮並べをし、色をランダムにするとともに、継ぎ目が隣と重ならないよう配慮する。 この時、色の合わないものが有れば、外しておき、あとで目立たない部分に使用する。

隠し釘: 数日後に上部をカット。 穴に水をつけると木が膨らみ目立たなくなる。 今回は、爪楊枝状に端材を作り、接着剤をつけ、穴に埋め木しましたが、そのままでも全く気になるレベルではありません。

オスざねに45度の角度で根太にフロア釘を打ち込む。 写真の施工では38mm釘を使用。 直接打ち込む事も可能だが、樹種により割れる場合は、導穴を付けてから打ち込む。 接着剤は使用しません。 打ち込んだ後、ポンチで釘頭を完全に埋め込む。 フロア同士の隙間は玄翁などで叩かず、軽く手ではめる程度にする事。 無垢材の場合は、温度・湿度により若干の収縮があるため、隙間(0.1mm程度)で調整する。 数列張る毎に直線度を確認すること。 既に張り終わった部分は養生シートなどでカバーし、作業時のキズや日焼けから防ぐ事。 作業中に誤って傷をつけた場合はペーパーなどで補修した後、リボス社の塗料を塗り込めば修復できます。

ここまで、約3.5人工です。 

部屋の間仕切りは予算の関係上、従来のフスマを利用しますが、敷居(左写真)は取り外し、フロアに溝を切り新たな敷居にしました(右写真)。 同じ材料で溝がついているため、目立たず、連続した床面になりました。  左写真: 取り外す前の敷居。 右においてあるのが、溝をつけたフローリング部材です。  右写真: 施工後。 溝部分には、リボス塗装をしました。 全く違和感がありません。
左写真: 従来の靴ズリ(ドア枠下部) 取り外し、フラットフロアにします。 ドアはサイズが特注の為、従来のものを改装して使用します。 

右写真: ダイニングキッチン床 無垢ですので、削って再塗装すれば再生可能ですが、たわみもあるため、この上にフローリングを施工し、居間から続く統一フローリングに改装します。

左: 旧靴ズリをはずし、根太を入れます。 (12月13日)

右: ドア枠に刻みを入れ、フローリングをはめ込みます。 写真手前はこれから施工する、旧フローリング面

壁との境に巾木を接着剤と隠し釘で取り付けます。 今回はホワイトアッシュMB色の巾木WV-H-964を使用。 フロア色が濃いので、巾木の色が薄い感じがしますが、チークは次第に色が薄くなりますので、馴染んできます。 気になる場合は、巾木を特注で濃色にすれば良いと思います。  (12月15日)
左:施工前のダイニング

右:キッチンを撤去。 ガス・水道・電気の配管を新キッチンに合わせ工事した後、フローリングと壁面を施工します。 

左:フローリング・壁面施工後 フローリングを傷つけないよう、ダンボールで養生しています。

右:新キッチンキャビネット設置後。 壁面はタイルを貼りました。

完成後: 扉部分は沓ズリをなくし、バリアフリーとなっています。 (12月22日完成)

フロア部分には、リボス社のグラノスワックスを塗りましたが、ワックスを掛けなくても充分きれいな仕上がりです。 今回フロア以外に、汚れた部分の壁、フスマ、ドア及びシステムキッチンをリフォームしましたので、見違えるように高級感のあるしかもスッキリとした内装に変わりました。

費用比較  通常価格と比較しました。 一般的にリフォーム費用はわかりづらいようですが、
材料費、人件費、消耗品費など細かく分けて見積もらせる事により、リーズナブルな価格で実現可能です。
リフォームの場合、「やってみないとわからない」部分がありますので、その場合は、あらかじめ業者と打ち合わせておき、
発生した場合は別途支払いすることで、対処します。 初めから、不明な部分を見越して見積もるよりは賢明でしょう。

今回の施工

通常価格

1.材料費(含運賃・消費税) :    
     フローリング 12坪   @\22000                 \264,000  @56,000                \672,000
     巾木 4m 3本            @\  1200                 \   3,600   @  4380                    13,140
             運賃 \5400  消費税 \13,650                  \  19,050 \5400   \34,527         39,927
     資材費など雑費 ¥50000  100000(ここに利益を乗せる業者多い)
2.作業人件費 フロア以外の施工も含めています。 フロアのみで約8人工 16万程度 左に同じ(ここに管理費など乗せる場合あり)
          実働17日 @20,000                                \340,000 1人工 20-25000が相場と思います。
3.廃棄物処理費用  \60,000 今回余計なものまで廃棄処分の為、トラック1台分です。 \60,000
                      合計約560,000   合計 約1,050,000

無垢フローリングの茶ノ木                                                                            


Copyright © 2003 Chanoki Corporation. All rights reserved